ガーデニング初心者さんが、育ててみたい花に挙げられるひとつが「ラベンダー」です。
その花色と癒し効果のある香りが世界中で愛されています。
そんなラベンダーにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。
開花期間、香りの強弱、耐暑性等。
ここではラベンダーの種類と特徴についてご紹介します。
1.コモン系(イングリッシュラベンダー)
通称「イングリッシュラベンダー」と呼ばれているのがコモン系ラベンダーです。
香りが強く、暑さに弱いのが特徴です。
ポプリやハーブティーに向いています。
最もポピュラーな「ヒドコート」の他「ラバンスパープル」「センティヴィア」があります。
イングリッシュラベンダー/コモン系の特徴
香り:強い
暑さ:弱い
用途:ポプリ、ハーブティー
コモン系/花の種類
ヒドコート/ラバンスパープル/センティヴィア(春と秋に花を咲かせる二期咲タイプ)
イングリッシュラベンダー(ヒドコート)
育て方ワンポイント
イングリッシュラベンダーは、12月に切り戻しをすると翌年もきれいな姿が楽しめますよ。
15~20cm位の高さに剪定しましょう✂
ストエカス系(フレンチラベンダー)
Photo:フレンチラベンダー/アボンビュー(ストエカス系)
通称「フレンチラベンダー」と呼ばれているストエカス系。
うさぎの耳のような形のひらひらがとってもかわいくて魅力のある花です。
香りが弱く、暑さに強いのが特徴です。
寄せ植えや花壇向きの花です。
ラベンダースティック等のクラフトにするとより楽しめます♪
フレンチラベンダー/ストエカス系の特徴
香り:弱い
暑さ:強い
用途:ラベンダースティック等のクラフト
ストエカス系/花の種類
アボンビュー/ラッフルズシリーズ
育て方ワンポイント
ストエカス系フレンチラベンダーは、随時「枝すかし」を行ってください。
開花期間は次々と花を咲かせるので、咲き終わったら花穂は切り取ってください。
生育期間中は、月1回程度「緩効性肥料」、もしくはハイポネックスのような「液体肥料」を約1000倍に薄めて1、2週間に1度与えるようにしてください。
ラバンディン系
大株に育つので、花数が多くたくさん収穫することができます。
ラベンダーの中では育てやすいタイプなので、ガーデニング初心者さん向きといえます。
特徴
香り:強い
暑さ:強い
用途:-
種類
グロッソ/アラビアンナイト/スコティッシュコテージ/ミスドニングトンラベンダー
育てかたワンポイント
大株に育つので、花数が多くたくさん収穫することができます。
生育が旺盛で香りも暑さにも強い品種です。
ラベンダーの中では育てやすいタイプなので、ガーデニング初心者さん向きといえるでしょう。
大株に育つので、地植えにする場合は、場所を比較的広めに確保してから植えましょう。
プテロストエカス系
レースラベンダーと呼ばれるムルチフィダ、シルバーリーフがきれいなブッチーをプテロストエカス系ラベンダーといいます。
この品種は、収穫したりするのではなく、ガーデニング用として目で見て楽しむタイプです。
特徴
香り:弱い
暑さ:強い
用途:鉢植え向き(葉の形が美しいので目で楽しむ)
種類
ムルチフィダ(レースラベンダー)/ブッチー(シルバーリーフがきれいです)
育て方ワンポイント
ほぼ一年中花を楽しめます。ですので随時「枝すかし」を行ってください。
冬は室内で管理し、日当たりのいい場所に置いてください。
気温が10℃くらいあると冬でも花を咲かせます。
ラベンダーの水やり
春は2~3日に一回で十分です。
ラベンダーは乾燥気味に育てた方が良いですよ。
香りと姿で楽しませてくれるラベンダー。
好みや用途に合わせて育ててみてくださいね。